夜盗虫の写真帳Part2

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2016年 09月 06日

気になる赤いシミ

d0343591_18235088.jpg
サドル付近の星野に赤いシミ?/世羅西町
2016,08,31 23h13m~60分露出(3分×20コマコンポジット)
FSQ106ED+645RD(380mm,F3.6)+EOS6D(SEO-SP4)、ISO1600
Rap2,SI10.0,PSCCで画像処理 ※右上の明るい星が白鳥座ガンマ星。
フルザイズ画面短辺を16:9で等倍カット。

メインディッシュの網状星雲に引き続き、
デザートはIC1396(ケフェウス座)を撮影するつもりだった。
しかしケフェウス座は子午線越え前のため撮影にはしばらく待ち時間が必要。
しかたないのでダークフレームでも撮影しようと思ったが、
ひさしぶりの晴れ間がもったいない。
という事で、
この間白鳥座のクレセント星雲(NGC6888)を撮影することにした。
雲の通過もなく1時間あまり露出できて、
b( ゚∀゚ ) ニ゙ッ

ところが喜び勇んで画像処理してみた結果は「ウーン!」
光学系の不調?(画像処理の失敗?)なのか星像は異様に流れており、
色ずれも目立つ汚い画像にいささかげんなり。
※但し等倍画面で見たところです。
プリントはおろかネット掲載もしたくないと、いささかブルーになってしまった。
どうしたものか再度画像を見ていると、
画像の端ぎりぎりのところにある赤いシミが目についた。
えらくピンポイントで明るく、
拡大してみると普通のHⅡ領域とは少し趣が異なっている。
┐(´∀`)┌

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拡大画像は、まるで宇宙を泳ぐ赤いクリオネ。
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↑等倍拡大した”赤いクリオネ”

好奇心旺盛のごんべいじいさんは早速調べてみたところ、
d0343591_09372423.jpg
↑撮影範囲(ステラナビゲーター)

星図を見るとどうもシャープレス106(sh2-106)らしい。
早速ネットで画像検索してみると、これが大当たりだった。
d0343591_19543293.jpg
↑HST(宇宙望遠鏡)によるsh2-106の写真

こんなのが写っていたとは驚きと言うか、
小さな望遠鏡でもその片鱗は写るものと感心した。

ちなみにこのガスは、
生まれたての赤ちゃん星のおくるみ(双極分子流)とのことで、
高温の星からの光で輝いているらしい。
どうもハッブルの変形星雲と同じ理屈のようです。

また、銭にならない知識が身についた。
≧(´▽`)≦ アハハハハハ


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by yotoumushi555 | 2016-09-06 10:36 | | Comments(6)
Commented by hiro-2415 at 2016-09-06 16:09 x
FSQ106EDらしいいい感じの星像ですね~綺麗に処理されています。
sh2-106って言うのが近くにあることは知りませんでした。好奇心は流石です。
私の過去画像も早速チェックしましたが構図から外れていました。残念!
次(笑)。お願いいたします。
Commented by 星船 at 2016-09-06 22:50 x
sh2-106っていうのですね。確認してみたらSIGMAの150mmで撮った過去の写真にシミのように写ってました。ちゃんと写すには大口径の反射がいると思いますが、いろいろと勉強になります。
それにしても赤の濃淡や微妙な色の違いがうまく出ていて素晴らしいです!
Commented by dr_piano at 2016-09-09 10:44
私も早速、過去の画像を検討してみましたら、アポゾナーでも一瞬ノイズ、またはにじみのように見える、赤い点を発見出来ました!
夜空のクリオネ・・良い響きですね^^
このようにまた新しい知識が共有出来まして、嬉しいです♪
Commented by yotoumushi555 at 2016-09-09 21:31
hiro-2415さん>
思いがけないものが写ることがあるので、星野写真はやめられませんね。
次の出動は月末でしょうか!
Commented by yotoumushi555 at 2016-09-09 21:39
星船さん>
出来上がった画像を隅から隅まで吟味していので、色々なものが見えてくるのでしょう。
ドギツイ処理はできるだけ控えるようにしていますが、フォトショップCCに少し慣れたおかげと思っています。


Commented by yotoumushi555 at 2016-09-09 21:46
dr_pianoさん>
FSQに645RDを付けると、結構焦点距離がグッと短くなり色々写って楽しいです。RD付きは掃天用システムと言うところでしょうか。アポゾナーで撮ったのでは、たぶん見向きもしなかったでしょうね。


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